コラム

私がCA(客室乗務員)になってCAを辞めた訳

飛行機の画像です

私がCAになった理由

私の初めての就職、それは当時大阪の伊丹空港を基地にしていたJAL EXPRESSというJALグループの航空会社でした。

その会社の存在は、友人に教えてもらったのがきっかけでした。会社のホームページを見たり、実際に働いているCA(客室乗務員)さんを見て、
「ワクワクする会社だな」
「私もこの会社の一員になりたい」
そう思った事を今でも覚えています。

私は風通しが良さそうで、実際に働いているCAさんがみんな楽しそうで、JAL EXPRESSという会社に惹かれました。CAになりたかった訳ではなかったのです。ただ、採用はCA採用しかなくCAを受験しました。

受験日、私は周囲の受験生を見て自信を失いました。明らかに私にはない「CAっぽさ」をみんな既に持っている。当時19歳だった私は、22歳の受験生を見て、自分がかなり幼く思えました。集団面接でディベートがあった時にも、発言したいけれど他の受験者の早さに着いていけず最後にやっと発言するという状況。なんだか場違いな所に来てしまったのかもしれないと思い、涙しながら新幹線に乗って帰宅した事を覚えています。

そんな面接でしたが、結果は合格!逆に驚きでしたが、後から社長に聞くと「原石のように見えた」という嬉しい言葉をいただきました笑。田舎から出てきた幼い私の中に何か可能性を感じてくださったのかもしれないと思いました。

こうして私はCAとして働くことになりました。基本的に毎回「初めまして」の先輩と働くという環境は、新人の私にとってはストレスで、地に足の着いた仕事の方が向いているのではないかと悩んだこともあります。

それでも辞めることなく続けて良かったと今は思っています。私が働いていた会社は客室責任者を入社後3年目で取得するというキャリアパスがありました。23歳の若さで客室の責任者として学び、時には自分の親よりも歳上のお客様のご意見に対応したり、保安要員の責任者として航空法を遵守し、お客様の命を守るというお仕事をさせていただきました。

この経験はメンタルや知識面、コミュニケーション力など、人としてかなり成長させてもらえたと思っています。

また教官として新人のCAを育てる事、CAのマニュアルを作成する事など、たくさんの世界を学ばせてもらいました。

会社の仲間は前向きな方が多く、刺激があって学びの多い環境に身を置けた事は、とても恵まれていた事だったと思っています。

 

 

そんな私がCAを辞めた訳

私がこの会社に入りたい!ワクワクする会社だ!という嗅覚は間違っていませんでした。そんな大好きな会社を私が辞めた訳・・・・

それは子育てがきっかけではあったものの、本質は大好きな会社がなくなってしまったからです。

JAL倒産後、JAL EXPERSSはJALと統合することになりました。私はちょうどこのタイミングで産前休職へ入り約6年間の休職へ入りました。復帰が近づいた頃、改めの復帰するかどうか?の選択をしなければいけませんでした。

私が好きな会社はもうない。だけど職を失ってしまう不安・・・色々な事が頭の中でグルグルしたのですが、最終的には自分がどうしたいか?に集中することにしました。

ここで「子供の為に」「家族の為に」を考えてしまうと、きっと後に自分が後悔すると思ったからです。自分がどうしたいのか?自分は何がしたいのか?ここにフォーカスしなければ、何か問題が起こった時に「子供のせい」にしてしまったりする気がしたからです。

私が好きな会社は残念ながらもうありません。CAという仕事はとても魅力的で私を成長させてくれる素晴らしい仕事でしたが、CAがやりたいという思いより、何か自分にできる事を新しくやっていきたい!そんな思いの方が強くなりました。

私の友人の名言で
「今日が一番若い」
というのを思い出しました。何か新しい事を始めたいと思っているのなら一日でも若い方が良いと思いました。もちろん何歳だから遅いということはありませんが、「やりたい!」と思っているのなら早い方が良いと思いました。

それまでは、もし夫に収入がなくなった場合や何かあった時に、CA時代ほどの収入を得る事ができるだろうか?という不安も正直ありました。この不安はどのようになくなったかというと、「お金」への価値観や執着が変わったら、なくなりました。

それまでは、収入がなくなったら、この家を変わって違う地域に住むことになるかもしれないな、、、嫌だなという現状維持バイアスもあり、本当の意味で「どうにか出来る」「どうにかなる!」という覚悟ができていなかったのです。

でもお金って何なんだろう?という事を学んだり考えたり、私が大切にしたいものは何なのか?というものを考えた時、お金の為に働くという状況(家のローンの為にとか、所有しているものを手放したくない為に働くという状況)は、選択しないと思いました。

家族が幸せであれば場所はどこでもいい、家もどこでもいい、本当の意味でそう思えるようになったら、私自身もCAを辞めるという選択がしやすくなったように思います。

きっと頭では分かっている事なのですが、実際に今持っているものを全て手放せるか?と言われると、人はなかなか難しいのかもしれません。

私がCAを辞めると決断してから、私は自分がやりたい事が見つかりました。何かを手放さなければ、何も入ってこない、そんな事を実感しました。

そして親として、子供に「チャレンジする姿」「諦めない姿」を見せてあげられたらと思っています。

最初は子供の為にと思って初めて子育てを学ぶということ。ですが今は自分自身を成長させてくれていることに気が付きました。子育ての悩みは子供の問題だと思ってしまいますが、本質は親の課題。これを今もまさに学び中です。

そして、子供にこうなって欲しいという姿を親自身ができていなければ難しいということ。「生き方」や「あり方」を親自身ができて、初めて子供はそれを見て生き方やあり方を学んでいくと思っています。

私は自分の生き様を子供の記憶に残したいと思っています。いつかその記憶が子供の支えになると思うので。

あなたは何のために働いていますか?

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